Closed Iizuna Resort

本日(3/22)、3月13日(日) に小雪のため、早期スローズしたいいづなリゾートスキー場のゲレンデを登って滑降。

前日まで気温の変化、降水降雪共にそれ程ない。当日の予報が概ね晴れなので、予想は朝のうちはザラメが凍ったアイスバーン、陽が高くなるにつれ緩む感じか。

いいづなリゾートスキー場駐車場出発到着で、8:30 開始 10:30 下山と時刻制限する。目標到達地点は第4リフト山頂駅とし、10時までに到達できない場合は下山を開始する。

登坂開始

霊仙寺山 第4リフト山麓駅より

登り始めはまだ固く締まっていて歩き易い。日差しが意外に強く、日焼け予防にフードを被る。気温はまだ上がっていない。目的地まで脱衣する必要はなさそうだがどうか。

シール

古シール再利用

今回、実験的な試みとして、古いシールを縦に2等分し、板のエッジ側に分けて装着しての登坂。古い幅の狭いシールを幅の広い(合っていない)板に装着すると、特にトラバース時・ジグザグ登坂時に困難に陥ることがある。その解決法として、板の中央部はソールをむき出しにしてみようというもの。

利点としては、

  • 古いシールを活用できる。
  • エッジ際での雪面ホールドが可能。
  • 接雪面を幅広く取れるので、左右バランスが良い。
  • 全面シールより軽量。

難点としては、

  • 貼って剥がしての取り扱いが煩雑。
  • 全面シールと比較して、登坂能力(斜度雪質)に劣る。
  • 突起状の形状に弱い。

と言ったところか。

写真の角度が悪くよく分からないかもしれないが、板を斜度15度程度の雪面に置いたところ。結局、目的地直前の25度の斜面をジグザクに20m程度登っただけで、残りの区間は直登可能だった。斜行にも支障なく軽快に登坂できた。

雪面状況

雪質は昨晩少量の降雪があったようで、風で所々数センチの結晶の細かい新雪の吹き溜まりがあるが、概ねザラメが固まった硬いバーンの上に薄く白い雪で化粧した程度。

サンシャインゲレンデ

時間的に余裕があり、結局、予定通り第4リフト山頂駅に10時頃に到着する。ゲレンデ上部は下部よりも積雪が多少多いものの、状況はほぼ変わらない感じ。天候も良く、北は妙高山から南は浅間山まで綺麗に見える絶景。

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例年の積雪量であれば、この第4リフト山頂駅から上部、霊仙寺山山頂までのバックカントリーも視野に入るが、今年の小雪はやはり異常で、中間部はおろか、上部の開けた斜面まで低木・藪の植生が激しく残っており、登坂困難な上に、滑走が不快もしくは不能。数日前の登山者と思われる足跡があったが、さすがにスキーのシール跡は無いようであった。

滑降

サミットコース上部

数分休憩し、滑降準備し滑降開始。途中雪付が危うく慎重に滑走するも、概ね快適にある程度スピードを出して滑走。結局、ベースのプラザオーロラまで一度も板を脱ぐことなく、10:20下山。好条件で軽い快適な山行となった。

備考

今回の携行品は以下。

  • ウエア上下・帽子・サングラス・グローブ
  • スキー・ブーツ(テレマーク)・加工シール・ストック(ゲレンデ用)
  • 給水システム(1l)・非常食(使用せず)
  • バックパック(26l)・保温シート
  • コンパス機能付き時計・携帯電話(GPS)

新雪の積雪が無いに等しく、クレバス・雪面の歪みも無く、時間制限の山行ということで急激な気温上昇も予想されず、雪崩の危険は限りなくゼロに近くということで、装備は必要最低限に抑えた。注意点としては、途中、熊の足跡が主にサンシャインゲレンデに多く見られた。数頭だが、大小混じってのおそらく親子連れであろうから、熊鈴などを携行する必要があったかもしれない。

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