back country ski style

バックカントリースキースタイル

バックカントリーに使用するスキーブーツとビンディングの種類についてのまとめ。

【ブーツ適応表】
ビンディング
AT TLT 75mm NTN
Normal 装着可 装着不可
AT
TLT 装着不可
75mm 装着不可 装着不可
NTN 装着不可
注:

AT (Alpine Touring)

アルペンスタイル(滑走時踵固定型)の雪上登攀・滑走用具。

ブーツ

ビブラムソール等のラバーソールと、足首が自由に動く歩行モードと足首が固定される滑走モードの切り替えが特徴。スキー板を装着していないときにも歩行がしやすい。他のTLTビンディング等への装着は不可だが、メーカオプションでTLT機構の装着が可能のモデルもある。

ビンディング

滑走時には固定し、歩行時にはヒールピース側を開放できる。普通のアルペンブーツでも装着可能だが、コバ高が違うので調整が必要。

TLT (Tour Light Tech)

Dynafit 社が開発したアルペンスタイル(滑走時踵固定型)の新機構雪上登攀・滑走用具。

ブーツ

ATと比較して、前コバ左右側面のくぼみ、後コバの後面中央の溝が特徴。ATビンディングへの装着可。

ビンディング

ATと比較して、機構が単純なので軽量のものが多い。反面、滑走時の安全性や安定性に不安があったが、開放値の調整ができるなど、近年のモデルは問題点が解消しているものが多い。普通のアルペンブーツの装着は不可。

75mm (75mm Telemark Norm)

ノルディックスタイル(テレマーク・常時踵フリー型)の雪上登攀・滑走用具。

ブーツ

AT と比較して、幅75mmの前コバと、シェル甲部分の蛇腹が特徴。ビンディングは他に3ピン式もあり、ほとんどの場合3ピンビンディングとの兼用が可能だが、他のAT/TLT/NTNビンディングへの装着は不可。また、滑走重視のハードシェルと、歩行重視の革靴の間で様々な種類があり、一概に語れない。当然滑走技術も大きく変わってくるのは、テレマークならでは。

ビンディング

主に手動のばね式。ステップインの自動式もある。構造とばねの強度により、装着するスキー板と同等の性能差が生じることがある。流れ止めはリーシュコードを使用。ステップインの一部にはストッパー付のものもある。

NTN (New Telemark Norm)

Rottefella社が開発した、ノルディックスタイル(テレマーク・常時踵フリー型)の新機構雪上登攀・滑走用具。

ブーツ

75mm と比較して、AT と同様の前コバと、他にはない土踏まず部のコバが特徴。75mmビンディングへの装着は不可だが、AT/TLT ビンディングへの装着は可能(その場合、テレマークポジションでの滑走は不可能)。

ビンディング

NTN以外のブーツは装着不可。アルペンスタイルとノルディックスタイルを選択可能な供用ビンディングが最近出てきている。

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