4月8日(金)・9日(土)・10(日)、野沢温泉スキー場やまびこゲレンデにて、毎年恒例の『2016-17 ニューモデルスキー・スノーボード試乗会』が野沢温泉スキー場主催で開催された。
4月9日(土)、今年は暖冬の影響で雪の状態も最悪。ここ最近、若干気温も高めで春陽気満々。しかし、晴れの予報なので、雪には目をつぶって、今シーズン最後であろうゲレンデスキーに、試乗会がてら行くことにする。
今シーズン初めての野沢温泉スキー場は、既に長坂ゴンドラ中間駅から上のみの営業で、下部に雪は一切ない(野沢温泉 4月9日(土) の天気)。にも関わらず、スタートが少し遅れたせいか、駐車場には結構な数の車。他では志賀高原ぐらいしか営業していない今シーズンは、各方面からコアな方々が集まってきているのだろうか。スノーボードの試乗会も合わせてやっているので、そのせいかもしれない。しかし、リフト待ちはほぼ無しで、ゲレンデは混んではんいるがコースを選べば快適に滑られる。
バックカントリー用に使用できるスキーを中心に、試乗した板をレポート。
今回、試乗したメーカー・モデルは以下。
- SALOMON レビュー
- QST 108
- QST 92
- ATOMIC
- VANTAGE 90
- FISCHER
- RNG 108Ti
- PRO MTN 95Ti
- PRO MTN 86Ti
- ELAN
- RIPSTICK 106
- RIPSTICK 96
- ARMADA
- INVICTUS 108TI
- INVICTUS 95TI
- INVICTUS 89TI
- MOMENT
- DEATHWISH
- NORDICA
- NRGY 90
- NRGY 80
モデル毎のレビューはリンク先に。
言葉は悪いが、ただ太いだけのファットスキーではない、少々のアイスバーンや高速カービングでも楽しめる太目の板が、各社から出てきている。ある程度の深雪は技術でカバーできるスキーヤーにとっては、とてもいい流れ。その日の天候雪質にあわせてスキーを選ぶのはとても面倒。色々考えずに、とにかくこの一本を持っていけばOKという感じになるのが嬉しい。
ただ、滑走性のよさは、携行性のよさと反比例する(つまり滑って楽しい板は重い)傾向があり、登りと下り、どちらを優先するかで板を選ぶことになる。純粋にツアーに使用できるかどうかというと、ちょっと疑問。つまりは、ワンデイの近場・サイドカントリー向けならばこのタイプの板、本格的なツアーには軽さ重視の板、と言う選択が幸せになるのかもしれない。
また、サイドカントリーにはウロコ板の太目が出てきたので、遊び方の問題だが、選択肢としては有り。今回の試乗会ではそのウロコ板は一台もなく、比較検討できなかったのが残念だった。