2016-17 SALOMON

去る4月9日(土)、野沢温泉スキー場での2016-17スキー試乗会のレビューの第一弾。

SALOMON

今回の試乗モデルは以下。

数字は、メーカー公式のアナウンスがないので、板にプリントしてあるもの以外は不明。当然回転半径、重さも不明。

来期は市販の最上級レースモデルがサンドイッチ構造になって、今後全モデルがサンドイッチになるのか、キャップ構造がモデルによっては残っていくのか、気になるところ。

選手用の板は既にサンドイッチ構造になっていたりしても、四半世紀に及んだキャップスキーの火がこれで消えてしまわないことを望むが、アメアスポーツ傘下のSALOMONとATOMICのみがキャップスキーを採用している現在、開発部門の統合もあるだろうし、更に下火になるのは避けられないだろう。

QST 108

IMG_2309来シーズンから新たに登場するQSTシリーズの、センター部の幅が108mmのモデル。ただのロッカー板と違い、ある程度固いバーンでもズレの少ないカービングターンを楽しめる今時のモデル。ロッカー部が短く、接雪面長が比較的長い。

IMG_2310滑走中の重さを感じる。また、硬い板でありながら返りは鈍く、脚力があるスキーヤーならばじっくり回せるかもしれないが、そうでないスキーヤーにとっては硬い重い回ってこないという、三重苦のあまり面白くない板かもしれない。当然振りにくく、小回りには向かない感覚。181cmという長さが影響していたのかもしれない。

QST 92

IMG_2311同じくセンター部の幅が92mmのモデル。QSTシリーズなので、それほど変わった作りではないはずだが、108と比較して、20cmも短いせいか回しやすさを感じる。サイドカーブの数字を見ても、若干回転弧は小さいようで、板の張りは硬いが、脚力があれば女性でも楽しい板だと思う。161cmを持ってきているということは、つまりは女性向けということなんだろう。

ただ、板の短さと幅の細さで、深雪での使用感は、QST 108よりは明らかに悪いであろうから、使用目的には沿わない板なのかもしれない。

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