上越 秋沢釣

とうとう夏も終わり辺りはめっきり秋っぽくなりました。そのときはこれが今年最後になるとは思っていなかったのですが、禁漁期前の9月中ごろ、打ち止めの沢釣りの記録です。
大ベテランのKさんと共に早朝から車で2時間弱ほどのとある沢に行ってきました。前日の雨で増水の心配があったものの、なかなか時間も取れない事情もあっての強行。結果は幸運なことに降雨は辛うじてなく、水量もさほどではありません。

駐車場からゆっくり歩くこと3時間弱。途中、切り立った両側の絶壁から何本も滝が流れ落ちています。路は細かいアップダウンがあるもののほぼ平行移動なんですが、Kさんが何年も前に来たときと比べ、斜面の崩落によってアプローチ路が上下に変わっているらしくかなり遠回りしている部分もあって、発電所の取水口には予定より1時間近く遅い到着です。

これまでは平行移動とはいえ山道だったのですが、ここからはまるで上高地のような平坦で広いな河原がしばらく続いているようです。軽く食事休憩をとり、釣りの準備をして出発。しかししばらく釣りになりません。川も平坦で広い浅瀬が続き、川底にも起伏がなく魚がつきそうなポイントが全くありません。

一時間ほど竿を振りながら歩いていくといい感じにだんだん川の形に変化が現れ、左右に蛇行し深みが所どころ出てきます。まだまだ河原の幅は広いのですが、アタリが出始め小さいサイズの岩魚が釣り上がります。やがて徒渉ポイントに差し掛かり、前日までの雨の影響か進み辛いほど水流に押されます。9寸ほどの岩魚を吊り上げ、更に奥に進めばより大きいサイズに出会えそうな予感。というところで、同行のKさんが徒渉が危ないのでここで引き返すと決意。気付けば時計も2時を指しています。良い頃合でしょう、道具をしまい下山します。

天候も雨は降らないものの、常に尾根筋からガスが流れてきていて不安定。深追いは禁物です。ゆっくり、ゆっくり歩いて6時過ぎに駐車場に到着。あたりはうっすら暗くなり始めています。日本海に沈む太陽も今日のお天道様の調子では期待薄。次回のお楽しみです。でも次に来るときはそのまま沢を詰めて焼山に登ってみるのも良いかもしれませんね。噴火が収まればの話ですが。

帰宅は8時を過ぎました。魚の顔を思い出しては楽しい時間だったと実感。不思議と疲れは感じず、しかし、夕飯と風呂を済ませ、道具の手入れもそのままに布団に潜り込み、深い眠りにつきました。

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