普通のテレビなどで見る天気予報でもいいのですが、下界と山岳地帯は概ね天候が違いますから、より正確な天候の変化を事前にある程度予測しておきたいですね。
気象庁と日本気象協会と民間企業
気象庁は国の役所で、天変地異の観測とデータ提供をしていて、日本気象協会はそのデータを基にいわゆる『天気予報』をしてその情報を提供しています。最近は天気予報を専門にしている民間の企業(ウェザーニュース等)の情報も馬鹿にできません。三者三様、それぞれが独立して天気予報を行っていて、日によっては気象データ解釈の差が生まれ、違った天気予報になることもあります。正確な統計が無いので実際にどこの天気予報が最も信憑性があるのか今のところわかりません。それぞれ特色があるのでむしろ好みの問題だったりします。
山の天気
山の天気予報を独自で行っているところがあります。ピンポイント天気予報とあわせてチェックしておきましょう。
- 山の天気 – 日本気象協会
- 高原・山の天気 | てんきとくらす
- 山の天気予報 | Mapion 天気予報 (情報提供ウェザーニュース)
- 山の天気 | ヤマケイオンライン 山と渓谷社 (要無料登録)
- 山の天気予報 | ヤマテン (有料300円/月)
モバイルアプリ
iPhone や Android のスマートフォンアプリで道中の天気予報を逐一確認することもできる時代となりました。より安全で確実な選択・判断をするうえで実に有効なツールです。しかし、過信は禁物、落とし穴もあります。
まず、電波状況。携帯電話のモバイル通信が届かないエリアでは当然使えません。
それから、電池容量。いざという時の緊急連絡手段として電池容量はできるだけ残しておきたいもの。特に電波状況の安定しないエリアでは電池の減りも激しく、特に必要ない場合はむしろモバイル通信を無効にしてバッテリを温存したいところです。
今のところ山の天気をピンポイントに知るには有料アプリしかありません。毎日山に行くような方には有益な金額でしょう。
- tenki.jp 登山天気 iOS Android (有料240円/月)
- らくらくウェザーニュース iOS Android (有料240円/月)
注意
いろいろ便利になってきていることは間違いないのですが、天気図を見て、また現場で雲や風の様子を見て、自ら天気を読むことがとても難しいのですが、やはり重要です。
情報を外部に保存することで頭の容量不足を補うのもよいのですが、命に直結する情報である天気に関する知識・経験は積極的に頭の中に残すべきだと思います。カンに頼るのは論外としても、天気予報が外れることもあるということを念頭に、最後は自己責任で、自分の判断で行動できるようにしておきたいですね。
- 天気図 | 気象庁
- 高層天気図 | 気象庁 (PDF)